D&Bグローバルプロファイル

D&Bグローバルプロファイルとは、D&Bが提供する全世界の企業情報データベースです。
D&Bが世界各国で保有するデータベースにアクセスし、 企業概要、スピーディな信用リスク評価のための情報、ダンレポート(Business Information Report)を提供します。収録データについて詳細はこちらをご覧ください。

企業概要

 社名、所在地、代表者、電話番号などの基本的な情報に加え、業種、従業員数などの企業属性情報が閲覧できます。さらに親会社についてグローバルな企業系列情報も閲覧可能です。世界の150カ国/地域の5000万事業所以上を対象に検索して閲覧することができます。企業の存在確認や、企業系列の把握に適しています。

支払いリスク情報

 世界の主要8カ国(米国、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル)の800万社を対象に、支払い実績指標(Paydex)と簡便なリスク評価指標(クイック・リスク・インデックス)を閲覧できます。簡易に企業の信用リスクを測りたいときに、2つの指標を用いて短期的・中期的側面からリスクの高低を把握できます。

倒産リスク情報

 世界の主要8カ国(米国、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル)の800万社を対象に、倒産確率(ファイナンシャル・ストレス・スコア)と簡便なリスク評価指標(クイック・リスク・インデックス)を閲覧できます。すばやく客観的に企業の信用リスクを評価したい場合に、統計モデルを用いた客観的な指標でリスク評価が実施できます。

ダンレポート

 ダンレポートは企業情報に関する代表的な信用調査レポートとして世界中の企業で利用されています。企業の総資産額や財務内容などを審査したD&B独自の信用格付に、事業内容や会社の系列情報など様々な要素を組み合わせて収録し、ビジネス上のリスク回避、新規ビジネス開拓などのための意思決定支援ツールとして定評があります。

サービス時間について

日経テレコン21サービス時間中はご利用になれますが、定期的にメンテナンス作業を実施します。定期メンテナンス作業中はレスポンスが遅延したり、ご利用になれない場合があります。定期メンテナンスの時間帯は検索対象とする国によって異なります。主要8カ国の定期メンテナンス時間帯は下記の通りです。
  • 米国、カナダ:毎週日曜の13:00~23:00。
  • イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル:毎週日曜の8:00~月曜の3:00。
夏時間の期間中は定期メンテナンス時間が1時間早まります。また定期メンテナンス作業以外にもサービスを停止する場合があります。

データ収集の方法

企業概要

 世界には多様な情報ソースが存在します。D&Bは各国で多様な方法でデータを収集し、1件ごとのリアルタイム更新、もしくは大量のデータを一括更新しています。それらのデータを最大公約数的にグローバルレベルのマーケティング用途として切り出して企業概要として提供しています。  D&Bの保有する全世界の企業情報を事業所単位で収録し、それぞれにダンズナンバーを付与、アルファベット表記で標準化しています。また、企業概要の最も大きな特徴は企業系列情報です。本社・支社、親会社・子会社の関係がグローバルにつながっています。  D&Bは企業への直接取材に加え、登記情報や裁判所情報など様々な第三者情報を用いてデータを構築し、更新しています。対象企業への直接取材では以下の情報を入手しています。
  • 企業概要(社名、住所、業種、代表者、従業員数、直近年間売上高、設立年、電話番号)
  • ファミリー・ツリー・リンケージ情報(親会社情報)

支払いリスク情報、倒産リスク情報、ダンレポート

 ダンレポート(Business Information Report)の情報がベースになっています。直接調査、D&Bのペイメント情報データベース、公的機関やメディアが提供する様々な第三者情報を用いてダンレポートは作成されており、その中に含まれるデータ項目が利用されています。
対象企業への直接取材によって入手する情報
  • 企業概要(社名、住所、業種、代表者、従業員数、直近年間売上高、設立年、電話番号、社歴など)
  • 決算情報(BS、PL)
  • 取引先情報(販売先情報、仕入先情報、取引銀行情報)
  • 関連会社・事業所情報(親会社、子会社、関連会社、各事業所情報)
  • 役員情報(代表者・役員略歴情報)
公的機関から入手する情報
  • 裁判記録・担保権記録など
D&Bが展開する情報交換プログラム(DUNTradeプログラム)から入手する情報
  • 支払い実績情報

基本情報

基本情報には会社名をはじめとする企業属性条件を指定します。すべての条件はAND検索されます。 D&Bグローバルプロファイルに採用されているテクノロジーであるDITの検索は、
  • 検索対象とする国や地域により検索結果表示件数に制限があること(例えば、アメリカ合衆国の場合最大25件までしか表示されない)
  • あいまい検索であること
といった理由により検索時にはなるべく詳細な情報を入力した方が探している企業をヒットしやすくなります。

 会社名(必須)

会社名を半角英数字で入力します。会社名は検索文字と似た言語をD&Bの独自のノウハウでマッチングします。法人格に相当する部分を除いて入力してください。
例)TOYOTA CORPORATION →X, TOYOTA →○

 地域(必須)

検索する地域を「北・ラテンアメリカ」「ヨーロッパ」「アジア太平洋」「アフリカ」「中東」の中から選択します。

 国名(必須)

検索する国を選択します。選択できる国は地域の選択により変更されます。必ず選択してください。

 州名

アメリカ合衆国とカナダを検索する場合に選択します。アメリカ合衆国とカナダを検索する場合は必須です。プエルトリコはアメリカ合衆国の州名リストから選択可能です。

 都市名

検索する都市名を半角英数字で入力します。必須項目ではありませんが、入力することにより該当件数を絞り込むことができます。検索結果表示に制限があるため、同じような社名の企業が多い場合などには、都市名を入力して検索した方が、よりすばやく対象企業情報に到達することができます。

 住所

住所を半角英数字で入力します。必須項目ではありませんが、入力することにより該当件数を絞り込むことができます。ただし、D&Bのデータベース上に収録されている住所情報と同じ表記で検索しないとヒットしませんので、一部の入力をお勧めします。

 郵便番号

郵便番号を半角英数字で入力します。

見出し一覧の見方

見出し一覧画面の共通機能についてはこちらをご覧ください。D&Bグローバルプロファイルでは一括表示機能はありません。見出し一覧の会社名をクリックすると本文出力前確認・選択ポップアップを表示します。
D&Bグローバルプロファイルでは、D&Bがマーケティング用途として推奨するデータのみを提供しています。マーケティング用途としての基準を満たしていないデータは、「マーケッタブルではない」データとして本文を提供しておりません。マーケティング用途としての基準を満たさない代表的な理由は下記の通りです。
  • 所在地情報が無い。
  • 最終更新日が古い。
  • 業種が分類されていない。

本文出力前確認・選択ポップアップの見方

選択した企業を特定するための情報として会社名、所在地、本社・支社区分、SIC業種コードが表示されます。また、その企業について出力可能な情報の選択肢が表示されます。出力する情報の選択肢として以下の5パターンが表示されます。
  • 企業概要
  • 企業概要+支払いリスク情報
  • 企業概要+倒産リスク情報
  • すべて
  • ダンレポート
すべてを選択した場合は企業概要、支払いリスク情報、倒産リスク情報を表示します。ダンレポートは含まれません。
ダンレポートを選択した場合はダンレポート利用約款が表示されます。ダンレポート利用約款をご確認いただきご利用下さい。
  • ダンレポートは、ダンアンドブラッドストリートTSR株式会社および株式会社東京商工リサーチが提供します。株式会社東京商工リサーチがダンレポートの日本国内独占販売権を保有し、ダンアンドブラッドストリートTSR株式会社に対してダンレポートの販売権を与えています。
  • 日経テレコン21でダンレポートを利用いただく際は、お客様とダンアンドブラッドストリートTSR株式会社および株式会社東京商工リサーチとの間で利用契約を結んでいただきます。
  • 日本経済新聞社が、日経テレコン21の販売代理店を通じてダンレポート利用代金の回収を代行します。ダンレポート利用代金は、毎月の日経テレコン21利用代金と一緒に請求します。

D&Bグローバルプロファイルの収録データ

企業概要、支払いリスク情報、倒産リスク情報のサンプルはこちらをご覧ください。 ダンレポートのサンプルはこちらをご覧ください。
各項目はすべての企業について提供しているわけではありません。選択された企業について値が存在している項目を提供します。 特に支社の情報については多くの場合、代表者・売上高・従業員数などの主要な情報を提供していません。売上高などの情報を参照したい場合は、本社の情報を参照してください。なお、企業概要画面では、本社や親会社へのリンク情報を提供していますので、支社の情報を参照してから本社や親会社の情報をたどることもできます。

企業概要、企業系列

会社名 登記などにも用いられる当該企業の正式商号です。
DUNSナンバー DUNSナンバーとはData Universal Numbering Systemの略で9桁の企業識別コードです。D&Bによって個々の事業体に事業所単位で独自に付与されています。それぞれの事業所は所在地単位で異なる番号が振られており、DUNSナンバーによって一意にそれが同一の事業体かどうかの識別ができます。世界中の政府、団体や企業も利用する、世界標準の企業識別コードです。
所在地 当該企業が事業を行っている物理的所在地です。地域、情報ソースによっては登記住所が用いられていることもあります。
略称・通称 付加的に利用される企業名である、企業名の略称、通称です。
電話番号 企業のメインの電話番号です。国によって桁数が異なります。電話番号には国番号が加えられています。
ファックス番号 企業のメインのファックス番号です。国によって桁数が異なります。
代表者名 当該企業の最高経営責任者の氏名。
代表者役職 最高経営責任者の肩書名称。
取締役 代表者以外の取締役氏名(最大10名までを記載)。
SIC業種コード SICとはStandard Industrial Classification の略称で、全世界の企業の業種を同一の基準で分類しています。SIC業種コードは4桁の数値でコード化されており、当該企業の全体の売上に占める比率の高い順に付与されています。
設立年 当該企業が設立された年。
年間売上高 企業の年間売上高。現地通貨が米国ドル以外の場合は現地通貨での値と米国ドルの値を表示します。
純資産 株主資本、留保利益自己株式などを含む資本総額(純資産)。現地通貨が米国ドル以外の場合は現地通貨での値と米国ドルの値を表示します。
従業員総数 企業に雇用されている人数です。異なる場所にある支店、事業所、子会社を含みます。
法的形態 企業の法的形態を表します。各地域で政府に登録される形式であり、例としてCorporation、Partnership、Joint Ventureなどがあります。
更新日 D&Bのデータベースが更新された日付を示します。直接取材のほか、第三者情報を入手するなどして更新された日付が入ります。
当該企業の位置づけ 当該企業が所属する企業グループ内でどのような位置づけであるのか、本社なのかどうか、子会社かどうかを表します。
親会社/本社 直接の資本関係を持つ親会社企業の正式名称および所在地、支店の場合は本社の正式名称と所在地が示されます。
国内最上位親会社 当該企業の所属国で最上位に位置する親会社の正式名称および所在地。
世界最上位親会社 当該企業グループで最上位に位置する親会社の正式名称および所在地。
企業グループ内事業所数 最上位親会社、すべての子会社、支店を含めた事業所数です。

支払いリスク情報

Paydex(ペイデックス)
当該企業の他社に対する支払い実績を点数化した指標です。D&Bが独自の情報交換プログラム(DUNTradeプログラム)により入手した過去12ヶ月間の支払い実績情報から、支払い遅延日数と支払い遅延金額を用いて算出されます。100点満点で、数値が大きいほど支払いが良好であり、数値が小さいほど支払いが悪いことを示します。全ての請求を支払期日に支払うとPaydexは80になります。 業種平均PAYDEXは当該企業の業種内での位置づけを把握できるようにしている参考数値です。業種はSIC業種分類の大分類もしくは小分類で算出されています。
クイック・リスク・インデックス(D& Rating総合評点)
財務内容、支払い振り、社歴、経営陣の実績、公的記録などなどから当該企業の信用度合いを総合的に判断した指標です。AからDまでの4段階(Aがリスクが低い、Dがリスクが高い)で表します。情報公開への積極性も企業評価項目のひとつとされるため、企業活動に関する多様なデータが公開されることが多くなってきていますが、それでも代表者や財務情報について公開されないことがあります。その場合はリスク評価のための情報が不足しているとして「-」(ハイフン)が表示されます。このクイック・リスク・インデックスはD& Ratingの総合評点部分(例 “4A-3”の”3”)を利用して表示されています。

リスク度合い意味合い
非常に低いリスク取引拡大を推奨 (必要であれば条件緩和)
低いリスク取引拡大を推奨
平均よりも若干高いリスク取引拡大可能 (状況の変化に注視する必要あり)
高いリスク事前に保証を取る必要あり
情報不足更なる情報収集の必要あり

クイック・リスク・インデックスを付与するにあたって、影響を与えた情報の有無が履歴情報として表示されます。
特記事項
当該企業の信用リスクに影響を与えうる様々な情報です。D&Bが情報を入手している場合は簡易に表示されます。
  • 破産の履歴や経営陣の逮捕など好ましくない情報
  • 倒産手続き中、財産管理下の清算、またはこれらに相当する情報
  • 刑法上の訴訟手続きに関する情報
  • 係争中の訴訟、判決の出ている裁判、申し立てまたは支払い命令に関する情報
  • さまざまな法的請求、担保先取特権、不渡り手形、またはこれらに相当する情報
  • UCCファイリング、担保付負債/物上担保、借入担保などの、現行の担保付取引届出、またはこれらに相当する情報
  • 財務上あるいは法律上特記すべき情報
  • 火災、自然災害などの特記すべき情報
  • 当該企業に関して社名変更、経営者の交代、支配株主の変更など特記すべき情報
  • その他特記すべき情報

倒産リスク情報

ファイナンシャル・ストレス・スコア
D&Bが独自に構築した統計モデルによって算出した、当該企業が1年以内に倒産する確率です。倒産確率、100段階のスコアと、それを5段階に分類したリスククラス、スコア算出のもととなるロースコアで構成しています。客観的な数値を元に経験豊富な統計の専門家がモデルを構築し、マクロ経済環境に合わせた定期的なモデルの見直しも行っています。算出に利用されるデータ項目は多岐におよび、財務数値に加えてD&Bが独自に調査する支払い実績の情報や信用情報も組み合わせ、非常に広範におよぶ企業にスコアを付与しています。
  • ファイナンシャル・ストレス・スコア
    1~100の数値で表され、数値が小さいほど倒産する確率が高く、数値が大きいほど倒産する確率が低いことを表します。統計モデルによって算出されたロースコアを利用しやすいように100段階に分類したパーセンタイル値です。
  • ロースコア
    統計モデルによって算出されたそのままの数値です。
  • リスククラス
    リスクの大きさにより5段階に分類しなおした指標です。要注意企業の識別をそのリスク度合いとともに、一目で把握可能です。
  • 倒産確率
    当該企業が1年以内に倒産する確率です。100段階のスコアに紐付けられた数値が記載されています。
  • スコアテーブル
    リスククラス、ファイナンシャル・ストレス・スコア、ロースコア、倒産確率の対応表です。スコアを算出する統計モデルは国ごとに構築されているため、スコアテーブルも国ごとに異なります。
  • スコア算出に影響を与えた要因
    ファイナンシャル・ストレス・スコアでは、その数値を算出するために非常に多数のデータ項目を使用しています。財務項目、支払い遅延、企業属性や特記事項など、当該企業のスコア算出に大きく影響を与えた要因を表示します。
クイック・リスク・インデックス(D&B Rating総合評点)
特記事項
特記事項についてはこちらをご覧下さい。