【特別連載】日経テレコン21 経済・産業統計データを読む
【第1回】派遣切りの芽、10年前に
2009年7月31日の日本経済新聞夕刊は6月の失業率が5.4%に悪化し有効求人倍率は過去最低の0.43倍まで低下したことを報じています。有効求人倍率は景気に敏感に反応して動くことが知られており、内閣府の景気動向指数にも採用されています。この数字をさらに詳しく見れば記事の内容や背景をより詳しく理解することが出来ます。 記事と数値を取得する。
日経NEEDS統計データで取得したデータを表計算ソフトでグラフにしてみました。
記事にあった通り6月の有効求人倍率は過去最低を記録しています。それだけでなく07年央から徐々に低下し、リーマンショックのあった08年秋から急激に悪化していることもわかります。現状とほぼ同じような有効求人倍率の水準は10年前の99年半ばにもありました。 この頃の雇用環境はどのようになっていたのでしょうか?当時はリストラによる中高年男性の失業が問題となり、派遣やパートでは雇用が拡大しているとの記事があります。過去の景気悪化で正規雇用から非正規雇用へ労働力のシフトが進んでいたことが、最近の派遣切り問題の芽になっている側面がありそうです。
(日本経済新聞デジタルメディア NEEDS事業本部)
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